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2017年11月10日

カラーコーディネートによる空室対策

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現在インターネットでお部屋探しをする方がとても多く、掲載写真から受ける室内の印象はお部屋選びのポイントとしては非常に重要となっています。

そこで今回は、室内の見栄えを良くする効果的な空室対策、『カラーコーディネート』をご紹介します。

カラーコーディネートのポイント

まず初めに、カラーコーディネートの3つのポイントをご紹介します。

入居者に好まれそうか

部屋の広さや日当たりを生かしているか

部屋の用途(リビングや寝室)を考慮しているか

 

以上が3つのポイントになりますが、

3つのポイント以外にも、間取りや広さなどから入居者をイメージし

「子供のいる家族が、楽しい毎日を過ごすリビング」

「30代OLがゆっくりと休息できる寝室」

などのように、テーマを決めることでカラーコーディネートをより良いものにすることが出来ます。

色を決めるポイント

色を決める上で重要となってくるものが

「色がもたらす心理的効果」です。

これは色彩心理学と呼ばれていて、代表的な例として信号機があります。

信号機で「止まれ」を表す色は赤ということは皆さん知っていることでしょう。

では、なぜ「止まれ」を表す色が赤なのでしょうか?

それは、赤い色には注意喚起をうながす作用があるからだそうです。

そして人は赤い色を見ることで無意識のうちに「注意」・「注目」して、危ないから止まるという行動をとっているようです。

このように色は無意識のうちに人の心理に影響し、色がもたらす心理的な効果はほとんどの人に共通していると言えます。

 

それでは、テーマ・心理的効果に沿って 明るさ → トーン → 色合い の順に色を決めましょう。

明るさ

まずは明るさです。

色の明暗によって受ける印象がとても変わります。

 

明るい色・淡い色 → 軽やかに感じる

開放的なイメージの部屋に向いている

 

暗い色・濃い色 → 重々しく感じる

落ち着いたイメージの部屋に向いている

 

このように色の明暗によってお部屋全体の印象が大きく左右します。

トーン

次にトーンです。

トーンというのは明るさと鮮やかさを組み合わせた色の調子のことを言います。

コラム 図

上の画像が代表的なトーンの例です。

元気が出るような空間にしたいのであれば鮮やかな「ライトトーン」

癒しがある空間爽やかなにしたいなら「ペールトーン」

気分が落ち着く平穏な空間にしたいなら「ダークグレイッシュトーン」

このようにトーンはイメージしたテーマの雰囲気に合わせて決めていきます。

色合い

最後に色合いを決めましょう。

陽があまり当たらないリビングなどにぬくもり感を出したいならば暖色系(赤・黄・オレンジ)

日当りが強く涼しさが欲しいならば寒色系(青・緑・紫)

というように方向性を大きく決めた後、入居者が好みそうな色を決めることで心地よい室内になります。

まとめ

以上がカラーコーディネートのポイントのご紹介でした。

色によって人が受ける印象はとても大きいということが分かっていただけましたか?

真っ白な部屋も素敵ですが、カラーコーディネートをすることで雰囲気が大きく変わり、

掲載写真の見栄えを良くすることもでき効果的な空室対策に繋がるでしょう。

細かい部分だけでも色を変えることで部屋の印象は変わるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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