賃貸マンションの入居率アップには何が必要？

2017年8月27日

賃貸マンションの入居率アップには何が必要？

Pocket

一棟マンション、分譲マンションを所有して賃貸で貸し出しをされているオーナー様、

入居率にお悩みではないですか？

現代では全国平均の入居率が80％と言われており10部屋中、2部屋は空いている状態です。

80％を超えていても、せっかく空いているお部屋があるなら埋めて賃料収入に繋げたいと

思っている方は少なくないはずです。

でも、どうしたらいいのか分からない、何から始めればいいのか分からないと

中々動けない方も多いのではないでしょうか。

そんなオーナー様に、こういった方法もあるのか！と少しでも参考にして頂ければと思います。

入居率アップ！～専有部分～

やはり、毎日を過ごすお部屋。もちろん入居者毎に希望がありますが、ご参考までに。

①リフォーム
リフォームと一言いっても規模により費用や工事期間は異なります。
簡単なもので言えばクロスの張替や劣化している部分の修繕、エアコンや給湯器の交換などです。
クロスの張替だけでも、一部をアクセントクロスにしたりとお部屋の印象がガラリと変わることもあります。

大規模なものだと水回り交換（バストイレ同室→別　など）や壁を取り壊して間取りを変えるリノベーションなどがあります。
こちらは費用が高額にはなりますが、空室が続いている場合やグレードを上げて賃料アップを図りたい方におすすめです。

②細かい設備
入居者にとって「あると便利♪」という設備がある物件は入居率が高いです。
浴室乾燥機や追い焚き機能などの高機能な設備はもちろんですが、費用がかかってしまいます。
費用があまりかからないものでも入居者に喜んでもらえるものはたくさんあります。

例えば、玄関扉やシューズクローゼットに鏡がある、
収納を増やすにはお部屋が狭くなってしまうけれど天井に棚が付いている、等…
このような細かいものであれば「やってみよう」と思う方もいらっしゃると思います。

③明るくみえる工夫
内見時に、思ったより暗い、日当たりが良くない、等の理由で見送られる方も多くいます。
根本の日当たりを変えることは出来ませんが照明を付けることによって印象が変わります。
また、夜間の内見も可能になる為、入居率が上がる可能性が高いです。
家具家電は持っていても照明が無い方は多いのでそのままプレゼントすれば喜んで頂けるでしょう。

④特徴的な魅力
ペット可や楽器可、ルームシェア可、最近ではＤＩＹ可の物件も増えました。
こちらも魅力的な特徴ですが、ある物件では全室にハンモックを備付け、
近隣相場よりも高値で満室になった事例があります。
こういった一工夫もアピールポイントに繋がりそうですね。

入居率アップ！～共用部分～

こちらは分譲マンションのオーナー様には関係ない部分ですが、
一棟マンションをご所有、これから購入・賃貸をお考えの方の参考になればとおもいます。

①外観
マンションの顔ともいえる外観はとても大事です。
いくら室内が綺麗でも共用部分が汚いと台無しになってしまいます。

定期的な清掃を入れるだけでも違います。
エントランスや廊下部分のゴミを拾ったり、吹き上げをしたり、
ゴミ置き場の清掃をすることにより印象が良くなります。

大規模な工事ですと費用はかかりますが、塗装や建具、植栽などを変えることにより
古い印象で入居者が決まりにくい物件にも若い世代の方が増えるなど良い方向に変わります。

聞いたお話では、10部屋あるアパートを500万円かけて修繕をしたところ
賃料5,000円アップに繋がり、満室になったそうです。
初期投資が大きくても、長期的に見ればプラスになるケースもあります。

②セキュリティ
エントランスにオートロックを付けるのは費用がかかりますが、
お部屋の玄関をタッチキーにする事により入居者にとって安心できる住まいを提供することができます。
また、タッチキーなので鍵交換や鍵の紛失などの心配もなく、入退去時もスムーズになります。

他には屋外の駐輪場にライトを付けたり、バルコニーが並ぶ面に防犯カメラを付けることにより
女性の入居者に安心していただけます。

③メールボックス・宅配ボックス
最近ではアパートでも共用部にメールボックスがある物件が増えましたが
宅配ボックスが付いている物件は少ないです。
インターネット通販が一般的な時代、お一人入居や共働きの世帯には嬉しい設備です。
色々な会社が様々な大きさ・金額で商品をリリースしていますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

④インターネット
入居者が住まいを探す際の条件に「インターネットが使用できること」が必須になってきています。
マンションタイプのインターネット回線の導入に初回の費用がかかることは少なく、
非常に取り入れやすい設備ではないでしょうか。
マンション・アパートによって導入出来るか異なりますので、一度現地チェックをしてもらいましょう。