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2017年7月20日

エアコン購入時の注意点

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夏が来ました。
この時期、エアコンは必須アイテムですよね。
賃貸物件では入居時にエアコンが無い場合もあるかと思います。

入居者の方でエアコンの設置をする場合、事前に調べておかないといけない注意事項のご紹介です。
(オーナー様もエアコンを新しく設置することもあるかと思いますので参考にしてください。)

大きく注意すべきは3点あります。

①エアコンのスペック

エアコンには○○畳用という記載があります。
単純に設置するお部屋が6畳だからこれで大丈夫、と思いがちですが、ここで注意点。
『冷房時○○畳、暖房時は△△畳』といったように冷房として使う場合と暖房として使う場合でカバーする畳数が異なることがほとんどです。

さらには建物の構造によっても異なります。
冷房の場合、木造であれば6畳、鉄筋コンクリートであれば9畳まで、暖房の場合は木造の場合で6畳、鉄筋の場合は7畳といった表記があります。
一般的に木造の場合は鉄筋よりも畳数が小さくなり、冷房時よりも暖房時の方が畳数が小さくなります。

では単純に、畳数よりもある程度大きなお部屋用のエアコンをつければ問題ないかというと、そうではありません。
その場合、通常よりも電気料金が高くなってしまうと言われています。
ご自身の住まいの構造、そして冬場に暖房としても頻繁に使うかどうかもよく考えたうえでエアコンを選びましょう。

② コンセントの形

コンセントの形と言えば縦線2本ですが、そうではないコンセントも存在しています。
エアコンの設置のためには天井近くにエアコン用のコンセントが設けられており、そのコンセントの形は様々です。

この形によって何が違うのか。
それはボルト数、アンペア数の違いです。
6畳から8畳程度の洋室であれば100V、リビングなど14畳を超えるような広いお部屋は200Vのエアコンの方が適していると言われています。
ただ、100V用のコンセントに200V用のエアコンを設置したい場合は別途工事が必要になります。
もちろん逆も然りです。

賃貸マンションの場合、よほど築が古い物件でなければエアコン用のコンセントは既に備えられていることが多く、目で確認することができます。
以下の画像を参考に、内見時等に確認してみてください。
img60177191また、お部屋で契約しているアンペア数やエアコンの専用回路があるどうかなども知っておく必要があるため、
管理会社や仲介業者に各居室のエアコンの有無、取り付け可能なエアコンの種類も確認しておいた方が確実です。

③ 室内機・室外機ともに設置個所

室内機の設置場所はエアコンのコンセントと配管を通す用にあけられている壁の穴からおおよその判断が可能です。
室内機の設置には、大体どこの設置業者も次のようなスペースが必要だと言われてます。
・室内機の上面から天井まで5cm以上
・側面から壁まで5cm以上

このスペースが確保できていない場合も設置が出来ないわけではないので、設置を依頼する業者に確認してみましょう。

室外機は庭などの平らな場所、ベランダ・バルコニーなどに次の設置スペースがあるかどうかの確認が必要です。
・室外機の前面は25cm以上
・側面、背面は5cm以上

バルコニー以外にも、マンションの場合は共用廊下に面しているお部屋のエアコンは室外機を共用廊下に置くケースがあります。
この場合もどこに置くのか、確認しておいた方がいいでしょう。

まとめ

エアコンの設置工事を行う場合の注意事項は3つ

① 設置するお部屋の畳数に適したエアコンを正しく選ぶ
② コンセントの形を確認し、ボルト数にも注意する
③ 設置できる十分なスペースがあるかを確認する
ここで挙げた3点は大きな注意点です。

マンション、戸建てなど物件によってレアなケースもあるため初めてご自身でエアコンを購入する場合は仲介業者や管理会社にどのようなエアコンがつけられるのか、
設置を依頼する業者に「この条件で設置が可能かどうか」確認、相談をしたうえで購入しましょう。

 

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