有名人同士でルームシェアをしていたり、テレビドラマでルームシェアをしていたり、といつでも人気のルームシェア。
いざ自分も、とルームシェアをしようとなると、市場に出回っている物件は『ルームシェア』不可と制限されていることが多く、借りる側は苦労する事が多いのが現実です。
貸主からすると、
「実際のところ、ルームシェアでの入居ってどうなの?」
「ルームシェアってなんだか不安。」とお思いの方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、『ルームシェアで懸念されている理由は本当に起こるのか』
『貸す側としてルームシェア可にすることで恩恵はあるのか』
実際にルームシェアをしたことがある人へのアンケート結果からひも解いていきたいと思います!
まず、貸主側から『ルームシェア不可』の理由としては
近隣住民から苦情が寄せられそう
仲たがいの末にルームシェア解除、普通に住んでもらうよりも入居期間が短そう
賃料をきちんと払い続けてくれるかが不安
等々が挙げられます。
では貸主の懸念事項は本当に起きてしまうのでしょうか。
関連するアンケート結果見ていきたいと思います。
アンケート『同居人とのルールがありますか?』
<回答>
1位:断りなく友達を連れてこない
2位:家事・掃除・ゴミ捨てなどの当番制
3位:マナーを守る
上位の回答はこのようになりました。
この3点が同居人内で守るべきルールとして定められているのなら、騒音問題やゴミ捨てのマナーに関する近隣住民からの苦情も防ぐことが出来そうです。
上記のアンケート結果は上位3位の他、勝手に他人の部屋に入らない、借りない、等もあり、仲たがいを避けるような項目が多数あります。
ルームシェアを始めるにあたり、みなさんお互いが快適に生活できるようなルールがあり『仲たがい』は起きづらい印象です。
もしかしたら、若いカップルの2人入居の方が起こり得るかもしれませんね。
これに対してはこういったアンケートがありました。
アンケート『ルームシェアをしている理由はなんですか?』
<回答>
1位:家賃が安上がりになるから
2位:一人だと不安だから
3位:楽しいから
ルームシェアを選ぶ方の多くは、友人とクラス楽しさよりも経済的な要因が多く、自身の収支に対する意識が高く持っています。
少し無理をしていいところに住む、といった方は少なく、実際に妥協している点も多くあります。
それでもやっぱり不安…という方は契約の方法にひと手間加えてみてはいかがでしょうか。
・連名契約にして、それぞれに連帯保証人をつけてもらう
・保証会社の加入を必須として万が一に備える など様々です。
『ルームシェアOK』にしてみようかな、とご検討中の方は是非一度不動産会社にご相談ください!
では、次にルームシェア可とした場合の貸主のメリットはなんでしょう。
次のアンケート結果を参考にしたいと思います。
<回答>
1位:築年数
2位:広さ
3位:階数
1位は築年数でした。
2位は広さ、因みに2人でのルームシェアをする際の理想の間取り1位、2位は2LDK、3LDKですが、現在の間取りの1位、2位は2DK、2LDKに落ち着いている方が多いようです。
築年数が古くなってきた物件に多い2DK。
同じ平米数で作れてしまう1LDKや少し広い2LDKと比較され、負けてしまうことが多々ありますが、ルームシェアを希望される方々は、『2LDKが難しいのであれば、1LDK』、とはなりません。
各々がお部屋を確保できる2DKにシフトチェンジすることが多く、ルームシェアをご希望の方々は、2DKをご所有のオーナーにとってターゲット層となり得ます。
ちなみに妥協した設備は以下の通りです。
アンケート『契約する際に妥協した設備』
1位:追い焚き機能
2位:モニター付インターフォン
3位:二重施錠
モニター付インターフォン、二重施錠も築年数の古い物件には設備として付いていないことがあるため、ここを妥協している、というのはラッキーです。
それでは逆に、ルームシェアをされる方が重視していることはなんでしょうか。
<回答>
1位:部屋・スペースのレイアウト
2位:部屋数
3位:通勤、通学の利便性
1位:モニター付インターフォン
2位:エアコン
3位:ガスコンロ
『妥協したこと』と比較してみると、重視されている設備1位おモニター付インターフォンは、『妥協したこと』の2位に挙がってきています!
セキュリティ重視の為、モニター付インターフォンに重きを置きつつも、2人での入居なら、とセキュリティ面は妥協されることが多いみたいです。
ちなみに2位のエアコンは中々妥協されることがありません。
購入し、設置するとなると費用もかかりますし、
だからと言ってどこかのお部屋についていなくても大丈夫、ということにもならない為です。
また、3位の通勤・通学の利便性ですが、ルームシェアの場合は入居者全員が同程度の所要時間で通勤・通学したいという希望が多く、主要駅が徒歩圏内、もしくは主要駅迄数駅、といった駅は需要が高そうです。
貸主にとっては敬遠しがちなルームシェアですが、需要に対し、供給が少ないのが現状です。
『募集で中々入居者が見つからない…』とお困りの方はルームシェア可、もしくは相談可である旨を任せている管理会社にきちんと伝えてから募集に出してみるのも一つの手かもしれません。
ファミリーや婚約者同士の入居には少し弱い2DK、3DKタイプの間取りのお部屋をご所有の方や、『アクセスはいいはずなのに、築年数が古くて…』という方は是非、ルームシェアでお部屋を探している人をターゲットにしてみてはいかがでしょうか。
お問合せ数や内見数も増えるかもしれません。
さらにはエアコンやモニター付インターフォン、複数人での入居に重宝される追い焚き機能が付いていると強いですね。
但し、契約形態などは不動産会社とよく相談し、トラブル防止に努めた方が良さそうです。
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