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2022年4月30日

猫付きの物件について

ペット②
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備え付け猫がいるお部屋をご存知でしょうか。

詳細は後程お伝えしますが「備え付け」とは言っても、最初から猫が付いているという意味ではありません。また、ご自分でもともと飼っている猫やこれから購入して飼うという事ではなく、保護されている成猫からレンタルするお部屋というものです。

1、概要

上記の形態での猫付きのマンションは、NPO法人「東京キャットガーディアン」(以下、TCG)と、TCGの活動に賛同し少しでも救うことのできる猫を増やしたいという賃貸物件のオーナー様たちの協力により実現した、ペット飼育可能マンションの新しい形です。

もともとは、保護が必要な猫の里親探し活動、治療・ケア用の病院運営、行政機関等から引き取った猫で猫カフェ運営等をしている団体なのですが、さらなる猫の保護の為に猫のいる物件を提案する事業もしています。(冒頭でお伝えしたとおり部屋に最初から猫がついている訳ではなく、面接等を経てレンタルされます。)

ペット飼育可能な物件でも、猫は壁などで爪砥したり尿の臭いがキツい等があるのでNGにしていたり、賃料が相場より高いという事が多いですが、TCGの物件は猫の保護が目的に含まれているのでそういう事がないのです。

 

2、ペットブームによる問題点

飼っているペットの割合で言えば犬がまだ1位ですが、近年猫を飼う方が増えてきていて、飼育頭数でいえば猫が犬を抜いた調査もあります。

【東京都福祉保健局の調査】

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kankyo/aigo/toukei/tokyo-toukei.files/R02pdf01.pdf

 

飼いはじめる猫が増えると、残念ながら飼えなくなってしまう猫も増えてしまうのが実態です。そうなると、野良猫も増えてしまうのです。

野良猫が増えると起こりうる問題点はいろいろありますが、下記が大まかなものです。

・糞尿の始末や臭い。可愛さや、助けたいという気持ちであげたエサもいつかは排泄される訳ですから、それを処理したりしなければならず被害を受けるのは、近隣住民になってしまうのです。

・糞尿が近隣住民の敷地内にされている場合は近隣トラブルにも発展します。

・猫同士の喧嘩や発情期の鳴き声は結構大きい音となります。  Etc.

 

一度飼い始めたからには、最後まで世話をするなり、然るべきところに託すのが当たり前なのですが、なくならない野良猫問題に取り組んでいるのがTCGの活動なのです。

 

3、レンタル猫は返却が必要なのか

 

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TCGでレンタルできるのは、子猫ではなく成長した猫です。これは、子猫は比較的引き取り手が見つかりやすく、逆に成長した猫は引き取り手が見つかりにくいからです。TCGの目的が1匹でも多く猫を救いたいという事から、レンタルされるのは成長した猫という訳なのです。

「なんだ、子猫から育てる事ができないのか。」と落胆されたでしょうか。とはいっても、猫は成長していても不思議な魅力でどんないたずらも許せてしまうところがありますよね。←猫好きな私の偏見でしょうか。

そんなこんなで猫と暮らしていると情が移ってしまって、そのまま飼い続けたくなるというのは想定としてありそうですね。そういう時に猫付き物件を引っ越さなくてはならなくなった時は、つらく悲しい別れが来てしまうのでしょうか。

安心してください。審査を経て里親になり飼い続ける、又は条件により引っ越し先を新たな猫付きの物件にすることができるそうです。(詳しくはTCGのサイトを見てみてください)

 

4、まとめ

今回の話の多くは、弊社とは関係のないTCGの事を紹介させてもらいました。ペットを飼うにあたって費用はいろいろかかるので、キャットタワーやステップを最初から備え付けた物件もあり、猫と同居する環境や設備が整っていると経済的にもうれしいですよね。

ただ、ペットの設備にもこだわりを持ちたい方は弊社のサイトからペット飼育可能な物件を探して見てはいかでしょうか。

https://www.kokyuchintai.com/

まだ知らない方の為に、、、猫は高いところが大好きです。縄張り意識の高い猫は高いところから見下ろすことできると安心するのです。

自由に上がり降りを楽しめるキャットタワーを置くことができる空間を確保し、

飼い主と猫がお互いに居心地のいい距離を保つことで、いつまでも一緒にすごすことができます。

 

賃貸だとペットの臭いが残ってしまって、退去時に敷金が全然返ってこないなんて事もありますが、最近の家電では軽減する事が可能なようです。

概要の章でも書かせていただいたとおり、猫飼育に対して消極的になっていたり空室が続くから渋々猫飼育可にしている物件もある中、猫飼育を前提に空気清浄機を壁や天井にビルトインしてあるお部屋や、ステップやくぐり戸や共有部にも様々な設備を充実させたお部屋がいろいろありますので、弊社でもご紹介できるように頑張っていきます。

あと、おススメは猫(だけでなく他のペットも)を飼育したい、もしくは将来的に飼育する事が確定的なのであればご自分で設定する条件を少し緩めて頂くと、お部屋は見つかりやすくなります。

・検討賃料上限を少し上げる。

・住むエリアを1駅拡げる。

どちらの条件も緩めて欲しいとは言いませんが、ペット飼育可能物件はオーナー様にとってもリスクになるので、その分物件数は少なくなります。つまりは、理想のお部屋を探すことが若干難しくなります。そういった所もご理解いただければ幸いです。

https://www.kokyuchintai.com/search/RFA12/

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