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2019年5月29日

首都圏の新設鉄道計画 ~相鉄・JR線の直通運転~

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東京オリンピックや大阪で開催される万博など、国際的なビッグイベントが続く日本。首都圏ではさらに多方面へのアクセス利便性の向上のため、様々な鉄道路線の開通計画が組まれています。

今回は、直近で開業予定となっている「相鉄・JR直通線」をピックアップしてご紹介いたします。

開業日は2019年11月30日に正式決定

相鉄線とJR線の直通運転が2019年11月30日(土)に開業が決まりました。これにより、相鉄線と東京都心を結ぶ直通運転が可能となります。

具体的には、相鉄本線の「西谷駅」からJR東海道貨物線「羽沢横浜国大駅(新駅・仮称)」の全長約2.7kmを結ぶ新線です。現在はバスルートで30分程度かかってしまう2駅ですが、開通後は大幅に短縮されます。

線路は羽沢横浜国大駅では終わらず、さらに東へ伸びてJR東海道貨物線に接続。これによって相鉄線からJR横須賀線・湘南新宿ラインの利用が可能となり、武蔵小杉や新宿方面への直通運転が実現されます。

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<出典:相鉄線HP(https://www.sotetsu.co.jp/future/into_tokyo/)>

相模鉄道の東京都心への直通乗入れは初

東急、京急など関東の私鉄大手は複数ありますが、相鉄線は東京都内での鉄道路線はなく、都心に直通する列車も運転していませんでした。相鉄線・JR直通線の開業により、相鉄線が初めて東京都心に乗り入れる事となります。

これにより、地域間の連携と活性化が図られ、各地域の更なる発展に繋がっていきます。相鉄線エリアでは、各駅で様々な再開発事業・区画整理事業などが行われ、新しい街づくりが始まっております。

相鉄~東急の直通運転も開業予定

また、2022年度の下期には同エリアで羽沢横浜国大駅から新横浜駅に続くルートも開業を予定しております。

東急直通線のルートは新横浜駅や日吉駅までのルートが開通し、新横浜駅から新幹線の利用や渋谷・目黒方面への直通運転が可能となります。周辺路線の混雑緩和や、利用者のストレス軽減による利用者増を狙っての計画ともあって、大きな期待が寄せられています。

朝のラッシュ時間帯には1時間に10-14本程度の運行頻度となり、その他の時間も1時間に4-6本程度となっております。

目黒駅方面へは2回乗換えとなっており、利用者にとっては不便さを感じる点となっておりました。ですが新線が開通することで海老名や湘南台の方面から渋谷・目黒が繋がるので、非常に魅力的であり大きな時間短縮となります。

 

今後も新線や新駅の開業、既存路線の延伸や乗入れ等の事業計画で利用者の利便性の向上と地域活性に期待ができるエリアがまだまだあります。

皆様の利用している路線が、今後どのように発展していくのか、便利になっていくのかを知るきっかけにしていただければ幸いです。

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