平成最後の年と言われています2019年1月現在、オリンピックに向けて、東京の街はものすごいスピード感を持って 変化しています。特に渋谷では「50年や100年に一度」といわれる、駅、街を根本的に再開発する大規模開発が複数箇所で日々行われています。以下、前回に続き、開業済、これからのものを含めご紹介です。
1965年、前回の東京オリンピックが開かれた翌年に誕生したNHK放送センターも建替工事が行われます。建設費は 約1700億円、今回も2020年の東京オリンピック後に着工する予定との事。工期は2020〜36年までの16年間と想定されているようです。まず、2020年〜2025年にかけて延床面積約70,000㎡、地上9階地下1階建ての「情報棟」が建設されます。その後、2035 年にかけて、約16万m²、地上18階地下1建ての「階制作事務棟」、約2万m²、地上4階建ての「公開棟」が建設される予定です。
国道246号沿い、セルリアンタワー側の東急不動産本社があったエリアにて建替られる新プロジェクト「南平台プロジェクト」。高さ約107m、地上21階の大規模なオフィスビル(延床面積約46,954平方メートル)が誕生します。開業は2019年3月頃を予定。
住友不動産は、井の頭通り沿い、東急ハンズ渋谷店を超えNHK側に行った所(渋谷ビデオスタジオ跡地)に地上21階地下2階、高さ111.45m、延面積3万7949㎡の複合ビルを建設しています。 既に決まっているテナントさんもいて、大企業のサイバーエージェントさんは、現在10 箇所に分散する東京のオフィスを、「Abema Towers(アベマタワーズ)」と「渋谷スクランブルスクエア」の2 箇所のビルへ集約すると発表しました。そのサイバーエージェントさんが4~16階の全オフィスフロアを借り、18~21階は賃貸マンション「(仮称)ラ・トゥール渋谷Ⅱ」(40戸)になるとの予定です。
渋谷区役所や公会堂も新たに生まれ変わります。現在、新庁舎と新公会堂は、分譲マンションを含む計3棟で建替え工事が進んでいます。新庁舎は、地上15階地下2階、高さ70.46m、延べ面積31,400㎡、新公会堂は、地上6階地下2階、延べ面積9,570㎡となっています。新庁舎は2018年10月に竣工、2019年1月15日に開庁する予定。新公会堂は、2019年5月下旬に竣工する予定です。また隣接する敷地(4,565平方メートル)には、地上39階地下4階の超高層分譲マンション「パークコート渋谷ザ・タワー」(総戸数505戸)が建設されます。2093年9月30日までの借地権付きとなっています。
東急本店前にあった「ドン・キホーテ渋谷店」その跡地を中心とする広大な敷地にもホテルや店舗などが入る複合施設が建設される予定です。ドンキホーテホールディングス発表によると、2019年1月に着工、2022年4月に完成する予定との事。建設概要は、地上28階地下1階、高さ116m(最高120m)。1~3階に店舗、4~10階に事務所、11~28階にホテルを配置予定。道玄坂エリアの顔となりそうな開発です。
青山通り沿い、渋谷ヒカリエと渋谷クロスタワーに挟まれたエリア(現在、シオノギ渋谷ビル、渋谷アイビスビル、渋谷東宝ビル、太陽生命ビル有る場所)にも新たにオフィスビルが誕生します。地上23階地下2階、高さ約120m、延べ面積約4万5000㎡のオフィスビルで、2021年の着工、2024年竣工予定との事。
2回にわたり概要ご紹介しましたが、さすが、50年や100年に一度と言われるだけあり、量、質共に日本でも1、2位を競う大規模開発ではないでしょうか。機会があれば、未来に向けて進化する渋谷を肌で感じてみてください。
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