印鑑の文化自体は中国で発祥したようですが、中国でも民間ではあまり印鑑を使わずサインが主流なんだそうです。日常的に印鑑を使う機会があるのは韓国と日本くらいなんだとか!お引越しを人生で10回以上する方はあまりいないと思いますが、契約書類に必ず押す印鑑。我々が暮らす日本では、判子を使うことが日常的ですが、実際どんな意味があるのでしょうか?少し探っていきたいと思います!
捺印と言ったり押印と言ったりしますが、「印鑑を押すんだな~」くらいの事は分かるので皆さんあまり意識していないのではないでしょうか?
実は何に対して押すのかによって呼称が変わります↓
「署名」に印鑑を押すことを『捺印』と呼び、
「記名」に印鑑を押すことを『押印』と呼ぶそうです。
正しくはセットで「署名捺印」「記名押印」という呼称であり、
「捺印」「押印」はその略称となります。
『署名』とは本人が手書きで氏名を記入したもので、『記名』はゴム印やパソコンで氏名を入力して印字したものになります。
法的な証拠能力の強さはというとこの順番になります↓
①署名捺印
②署名
③記名押印
④記名
なんと!!!印鑑の無い『署名』は『記名押印』より強いのです!しかし、記名押印は署名に代えることが出来るとされているので「署名 ≧ 記名押印」と言ったところでしょうか。
モノとして持ち歩いたりするのも手間ですし、持ってくることを忘れてしまう事もあるので日本もサイン文化に変わっていってほしいものですが、日本だとサイン証明を登録するときだけ綺麗に字を書く方が多くて、トラブルの際の証明難しくなるような気がしますね。
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