お部屋を借りる際に加入がほぼ必須となっている、一般的に「火災保険」と呼ばれている「保険」についておさらいしてみたいと思います。
入居者が加入する保険は「家財保険」です。
他人の家財なのになぜ保険にほぼ必須で加入しなければ貸してくれないのかと言うと、
特約で付帯することしかできない借家人賠償責任補償(借家人賠償責任保険)に加入してもらいだけで、
入居者の家財を守る事が目的ではないからです。
現在こちらに単独で加入できる商品は無く、保険会社によって上記のように呼称が若干異なる場合もありますが、
似ている「個人賠償責任保険」とは補償の対象が違いますので要注意です。
入居者の不注意(失火)で火事を起こしてしまった場合、
重過失が無ければ火元になった入居者には賠償責任が無いと法律で決まっていますが、
賃貸借契約では通常、退室するときは元に戻して大家に返すとなっていますので、
いずれにせよ元の状態に戻さなければならない事には変わりありません。
分かり易く言うと、焼けた建物を元に戻すお金があり、すぐに支払ってくれれば良いのですが、
よほどお金持ちで無い限り数百万~数千万の費用を工面することは
難しいので保険に加入してくれる人にしか貸しませんよという訳です。
保険に加入する事で、入居者も大家さんも安心して貸し借りが出来るという事です!
ちなみに私の友人は家財保険に加入していたおかげで、
漏水で下の階に迷惑をかけてしまったときや、空き巣に入られたときも
盗まれたもの全て補償してもらっていました!
最近では保険の補償範囲も広くなっていますので、
お正月中に今一度補償内容を確認してみてはいかがでしょうか!?
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