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2017年6月19日

マンションの駐車場の種類と選び方のポイント

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❑マンション駐車場の種類

都心部で駅に近いマンションに住むのなら「車を持たない」というライフスタイルもアリですが、もし郊外型のファミリーマンションでお子さんの年齢が小さい場合は、車は必須かもしれません。

そんな時気になるのがマンションの付帯施設である駐車場です。マンションの駐車場の種類には「平置き」「立体式」、「自走式」「機械式」などがありますが、どの形式の駐車場が使い勝手がよいのか、駐車場代やかかる管理・修繕費はどのくらいなのか、気になりますよね。それぞれの形式について確認してみましょう。

❑平置き駐車場とは?

平置き駐車場とは、平面駐車場ともいい、戸建ての家についている駐車場のように、地上にある駐車場で車道から同じレベルにありそのまま止められる形式の駐車場を指します。多くは青空ですが、簡単な屋根がついている場合もあります。

何と言っても使い勝手がよいこと。複層階にわたる立体式の自走式駐車場に比べ、駐車場へのアプローチに時間がかかりません。機械式のように入出庫に待ち時間がなく、いったん車から降りて機械操作をする煩わしさもありません。また、車種制限が一番緩やかで、車種を選ばないのも平置き駐車場のメリットです。

平置き駐車場のデメリット
マンションでは土地に限りがあるため、平置き駐車場のみで全戸分の駐車台数を確保することは難しく、特殊な車用に平置きを数台分作って、残りは立体自走式駐車場にしたり、機械式駐車場にしているケースが多く見られます。

使い勝手の良さから平置き駐車場は人気があります。希望者が多くて抽選になることもあり、外れることも覚悟しなくてはなりません。また、月々の駐車場代が高めに設定されていることがほとんどです。

 

❑立体式駐車場とは?

平置きに対し、立体式とは上方向に何層か駐車スペースが積み重ねられた駐車場のこと。立体式には自走式と機械式があります。

■立体式駐車場のメリット
同じ土地面積でも平置きに比べ、駐車台数が確保できます。

立体式駐車場のデメリット
壁・天井のある建物として作ってしまう場合と、鋼材などで組み立てて壁や天井のない作りのものまでありますが、青空の平置き駐車場に比べ、建設コストがかかります。立体自走式の場合、自分の駐車スペースにたどり着くまでスロープをぐるぐる回り時間がかかることもあります。立体機械式の場合、大規模のものだと入出庫に時間がかかります。

❑立体自走式とは?

立体自走式とは、建物もしくは鉄骨で組まれた複層階からなる駐車施設で、車に乗ったままスロープを走行して移動し、車に乗ったまま入出庫できる駐車場形式のこと。ショッピングセンターやデパートの駐車場などでよく利用される形態。駐車スペースがマンションの地下や屋上に設けられることもあります。

■立体自走式のメリット
外部の平置き駐車場と比べ、同じ空地でも駐車台数が確保できます。また、建物内で屋根がある自走式なら雨でも乗り降りがラクで、風雨や排気ガスから守られ車も汚れにくいでしょう。雪の降る地域なら雪かきが不要となります。立体機械式と比べ入出庫に時間もかからず、使い勝手の良い駐車場方式です。

気になるメンテナンス費用は、建物の修繕や照明などの経費はかかりますが、立体機械式に比べると安く済みます。建物内では車の高さ制限がかかる場合がありますが、それ以外の幅、長さ、重量制限などは機械式よりも融通が利きます。

■立体自走式のデメリット
立体自走式駐車場は駐車台数が確保できるためマンションではよく見かける駐車方法ですが、デメリットを挙げると、建物の建設コストがかかることや、ある程度のまとまった土地がないと難しいということになります。マンションの地下に自走式駐車場を設けることもありますが、その場合は建設コストが最も大きくなり、分譲費に反映されます。

 

❑機械式駐車場とは?

機械式駐車場とは、駐車スペースの有効化を図るために、機械を使って車を幾段かに重ねて駐車させる方法のこと。無人の車を機械操作によって自動で所定の位置まで動かします。

単純に上下にパレットを移動させて入出庫させる機械二段式、三段式のものから、高層タワーになっていて中を車がメリーゴーランドのようにぐるぐる回って入出庫させるタイプ、上下・左右のパレットを移動させて入出庫させるタイプまでいろいろあります。

機械式駐車場のメリット
土地面積が狭い場合、敷地内に多くの駐車台数を確保するために機械式駐車場は有効な方法です。都市部のマンションでは機械式駐車場を導入して駐車台数を確保しているところがほとんどです。自走式や平置きに比べ、車をぶつけた、いたずらされる、盗難、といった被害にあいにくくなります。また、平置き・自走式に比べ駐車代が安めに設置されることが多いようです。

機械式駐車場のデメリット
機械式駐車場は、入出庫に時間がかかります。同じ機械式でも上段・下段など駐車する位置によって待ち時間に差が出て、それが不満に繋がることもあるようです。車からいったん下りて機械操作するので、暑いとき、寒いとき、雨、雪の時に不便。車の定位置が地下の場合、台風や洪水などで車が浸水する可能性もあります。機械に頼るため、停電時は動きません。

機械式駐車場は自走式に比べ、建設コスト、使用中の維持・管理・点検コスト、設備そのものが傷んできた時に総取り換えするコストなど、様々な費用負担が生じてきます。また、自走式より厳しい制限があり、幅や車高によっては使えない車種もあります。以上のようなメリット・デメリットを踏まえ、マンション購入前にどんな駐車場が付帯しているかチェックしましょう。

 

❑敷地内駐車場100%の意味

「敷地内駐車場100%」とあれば、マンションの敷地内に全戸数に対し100%の駐車スペースが確保できていることを示します。ただ、この表示では、数が確保されていることはわかりますが、どのような種類の駐車場があるのかは分かりません。

「自走式平置き駐車場100%」となっていれば、駐車場の数は全戸分確保できており、駐車場は「青空の平置き駐車場」または「立体自走式駐車場」、またはその混合と考えられます。立体式駐車場でも機械式ではなく自走式なら「平置き」と表示されることがあります。

 

❑マンションの立地、家族構成などを考慮して選ぶ

今回は駐車場といっても色々な種類があることをご説明しました。冒頭でも触れましたが都心部の駅近マンションでは駐車場代が高く設定されることが多く(相場目安:超都心部5万円~9万円、都心部2.5万円~5万円、多摩地区0.5万円~2万円)、公共交通機関が発達しているので「車を持たないライフスタイル」もアリでしょう。

一方、「郊外型のファミリーマンションでマイカーは必須」というご家庭では、駐車場の充足率や形式は要チェックです。赤ちゃんや荷物を抱えて機械式駐車場を操作するのは大変なことです。また、雪や雨の多い地域では屋根のある立体駐車場がありがたく感じるでしょう。立地や家族のニーズを元に、物件選びと並行してどのような駐車場がよいか検討してみてください。

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