将有しているお部屋を貸し出すうえで心配されることが多いものとして
エアコンや給湯器、温水洗浄便座などの室内設備の故障などがあると思います。
部品交換などの修理であれば大きな費用が発生することはなかなかありませんが
本体交換となってしまうと大きな費用が発生してしまいます。
今回のコラムでは室内設備のおおよその寿命について紹介していきたいと思います。
エアコンの普及率は90%以上といわれているほど、どこのお部屋でも設置してあることが多いエアコンですが
室内設備の中では故障が多い設備の一つでもあります。
内閣府経済社会総合研究所の発表によると、エアコンの平均的な買い替えまでの年数は13.6年とのことです。
10年未満の場合では部品の製造があるケースが多く、部品交換等で済むケースが多いですが
10年以上を超えたものについては部品の供給がなく、基板などの故障リスクが増え本体交換での対応になるケースが多々あります。
毎日の生活に欠かせない設備の一つとして給湯器があげられます。
お風呂や冬場の炊事などお湯を使用する際には欠かせないもの我給湯機です。
しかし給湯器もエアコンに次いで故障リスクが高いものとなっています。
一般的に給湯器の寿命は10年ほどと言われています。
給湯器の主な故障の原因は経年劣化による部品の摩耗や、基盤の故障などです。
給湯器は屋外に設置されている場合も多く、定期的に給湯器をお手入れしている方は少ないので、ホコリやゴミが溜まって故障の原因となることもあります。
冬季は給湯配管や給水元栓が凍結してしまって破損してしまうこともあります。
温水洗浄便座が発売された1980年以降、温水洗浄便座は日本の家庭に普及し続け、現在一般世帯での温水洗浄便座普及率は80%を超えているそうです。
温水洗浄便座の寿命は平均的に7~10年です。
一番多い故障内容としてはやはり水漏れです。
経年劣化による部品の摩耗やパッキンの劣化、汚れが溜まっていることが原因の水漏れが多いです。
製造から7年程度の水漏れであれば部品交換や高圧洗浄での対応で改善されるケースがありますが
10年以上経過しているものだと、電子回路などの基盤が機能しなくなり本体交換のリスクが高くなってきます。
故障を防ぐためには定期的なメンテナンスが解決策の一つですが
お部屋を貸し出ししている以上、メンテナンスが難しいケースがほとんどです。
入居者さんに気持ちよくお部屋を使用してもらいトラブルを避けるためには、おおよその耐用年数を頭に入れておき
大体10年スパンで設備の交換が必要になるということをリスクの一つとして考えておくことが必要かなと思います。
室内設備の有無で入居者が決まるスピードなども変わってくるため、入居者入れ替えなどのタイミングで交換も検討してみてはいかがでしょうか?
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