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2019年2月28日

「割印」と「契印」の違い

契約に関わった当事者たちが契約書の裏に押す「割印」、多くの不動産仲介会社さんは割印と呼んでいますが、実は「契印」と呼びます。違いを見ていきたいと思います。
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契約に関わった当事者たちが契約書の裏に押す「割印」、多くの不動産仲介会社さんは割印と呼んでいますが、実は「契印」と呼びます。違いを見ていきたいと思います。

ルームくん
契約書の背表紙に押すのは割印じゃないの?
スタイルちゃん
「割印」と似ているけど「契印」と言って、2枚以上で作成される契約書が改ざんされないように押すのが「契印」で「割印」とは別物なんだよ

参考画像①

ルームくん
じゃあ割印はどんなときに使うの??

スタイルちゃん
割印は枚数ではなく、2つ以上の契約書を作成したときに、「内容が同一」または「関連性がある」ことを証明するために押すものだよ
参考画像②

スタイルちゃん
↑割印を押す場所に決まりはないけど、慣例的には契約書の上部をずらして重ねて印影がまたがるように押すよ!
ルームくん
じゃあ契印も押す場所に決まりは無いの?
スタイルちゃん
契印は本来見開きの間の部分に印影がまたがるように押すんだけど何枚もあると大変だから背表紙を袋とじにして一度だけ押せば良いようにしているんだ!
ルームくん
へ〜、そうなんだ!
スタイルちゃん
もっというと登記のルールを定めた法令の商業登記規則や不動産登記規則には、登記の申請書が複数にまたがる場合には契印を押すという条文があるけど、私人同士(民間対民間)で契約書を作成し締結する際の義務や法令は無く、契印が無くても契約は有効だよ!

 

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